Fender Telecaster Thinline

wikipedia:ボディ部分をくりぬいて蓋をしたセミソリッド・ボディ構造、デタッチャブル・ワンピース・メイプル・ネック構造。また、フェンダー社としては初めてボディにマホガニーが使用されたモデルでもある。テレキャスター、ストラトキャスターと共に生産が中断されることが一度も無く継続されている。

レオ・フェンダーは更なるボディ軽量化を目指していた。シンライン登場以前はピックガードで隠れていたボディ部分をくりぬいて軽量化を図っていたが、あまり効果が得られず、ボディを大幅にくりぬくシンラインを開発した。レオは軽量化以外に目的は持っていなかったが、ホロウボディが生み出す独特なトーンを得られることになった。

ちなみに「シンライン」と言う名称は、老舗の有名ギターメーカーであるギブソン社の影響を受け、セミ・アコースティック(半中空構造/セミアコ)ギターの通称として一般的になっている呼称を借りたものである。しかしながら、ギブソン社では通常のフル・アコースティック(中空構造/フルアコ)のような厚みのあるボディに対して、その半分ほどの厚さの薄いボディ(セミアコ、フルアコ問わない)に「シンライン」の名称を用いており、とくにセミアコ構造のギターを指しているわけではないため、意図的なものか無知によるものかは不明であるが、フェンダー社の誤用である。